母が大のクラシック好き、父は若い頃より合気道をやっていたというのもあり同時期にヴァイオリンと合気道を初めた。
子供の頃はよくわからなかったが大人になって気付いた点があります。
武道と音楽 (演奏、指導) の共通点。
先ず、合気道。
聞いたことはあるけどよくわからない? という方がほとんどだと思います。
私の一意見ですが、読んで字の如く、相手と気持ちを合わせる武道だと思います。
体術を使い、技をかけ、かけられたりします。
稽古を重ねていくと自然に、相手との一体感が生まれてきます。
そうすると、相手の身体の動き、目線、大袈裟に言えば相手が何を思っているかなども予測ができるようになります。決して相手を倒して勝つ武道ではありません。
ある意味、人に対しての思いやりを持つということでしょうか。
さて、次は音楽の話に移りましょう。
ヴィオラ、ヴァイオリンを教えていると生徒が何を求めているのか、どのような練習方法を知りたいかなど色々と考えることが多々あります。
合気道のおかげか、相手をよく見て、腕の動き、指の押さえ方、姿勢などに気を配れるようになりました。
人(生徒)に対しての思いやりを持つことで視野が広がったと思います。
その他にも、どうすれば緊張をほぐして演奏できるか、色々と応用できることがあります。
そんなことを考えながら日々稽古に精進しています。
武道と音楽、生涯修行ですね。